部屋の片付けを断捨離で行い、CDはiTunesマッチで管理するからという理由で捨てると音楽好きな人は必ず後悔する


このブログでは断捨離について多くの記事を書いてきましたが、
1つ書き忘れていた事があります。それは多くの人が捨てるのに悩むCD。
結論から言いますが、絶対に捨てない方がいいです。
iTunesマッチで持っている音源は全てクラウド上にあるから問題ないのでは?
と思う方が多いかもしれませんが、大きな間違い。

AAC技術によって普及したiTunesの音質


年間わずか3980円で自分が持っている音楽を全てクラウド上に置くことが可能で、
しかもどのデバイスからも聞くことが出来る。
音楽を持ち歩くという意味でiTunesのクラウドサービスは素晴らしい。

iTunesマッチを利用する事で生活がスマートになるのは確かです。
利用しても全く問題ないですし、むしろ音楽好きな人は利用すべき。

しかし今回の記事で言いたいのは、片付けの定番である断捨離によって持っているCDそのものを捨ててしまうというのは絶対に避けるべきです。

理由はとても簡単で、まずはジャケットを手に持って聞くことが出来ない。
そして最大の理由は、

音質が勝手に向上してしまうからです。

カーステレオのデジタル表示

音が良くなるならいいんじゃない?って思うかもしれませんが、
iTunesマッチは自分が持っているCDをクラウドに上げた時に、
AACという圧縮音源になります。既にiTunesで音楽を管理している人は分かるかと思いますが、
全く圧縮をせず、非圧縮で取り込むWAV、もしくはAIFF。
WAVはWindow、AIFFはMacで利用出来る非圧縮のファイルというのが一般的。

圧縮したAACと圧縮していないファイルを聴き比べて違いが分かる人はかなり少ない。
そもそもこの違いはしっかりとした音響設備で聞かないと分からない。

昔のmp3は192kbpsが多いが、これは多くの人が音質の違いに気付く。
iTunesがここまで普及した理由の1つにAACの圧縮技術の高さがある。

先ほども記載したが、AACとWAVを比べても違いが分からないのです。
じゃーそれこそiTunesマッチで音楽を管理するからCDは捨ててもいいじゃない!
ってなりますよね。ジャケットはPC画面に出るし。

音質が向上するという事はオリジナル音源ではなくなるのです。

リマスターされたから音質が本当に向上しているのではない


あなたは何枚のCDを持っていますか?100枚ですか?1000枚ですか?
恐らく多くの人が衣装ケース2つぐらいに収納出来る枚数だと思います。
だったらCDを捨てるより、他の物を捨てましょう。

先ほどの勝手に音質が向上される話に戻しますが、
iTunesマッチは簡単に言ってしまえば、世界中の皆と音楽を共有しようってことです。
管理はAppleが行うし、あなたが持っているCDが古い音質の物であれば、
新しくなった音質の物に差し替えますよ。っていうサービス。

リマスター版っていう言葉を聞いた事があるかと思いますが、
昔に発売されたCDを改めて最新の後術で音質を向上させ、
より良い音で再発売しましたという商品。ミックスから全てやり直している場合もあります。

リマスター版で世界的にヒットし、記憶にも新しいのがビートルズですよね。

赤盤・青盤と言われるこの二枚のCDですが、ヒット曲を全て収録し、
実際に今までビートルズを知らなかった人達にも絶賛されたアルバムです。
もちろんビートルズはレコード時代ですので、大きく音質が向上しました。
そしてこの赤盤と青盤の発売された数年後にまたまたヒットしたベストが発売されます。

これが2000年に発売されたリマスター版。

そして更に新価格が設定され、リマスター版を更にリマスターして十年後ぐらいに発売されたもの。

価格の違いに気づくかと思いますが、5000円近くも元の方が高い。
もちろん価格設定が違うので値段が違うのは当然なのですが、
CDであっても最初に発売された方が価値があります。

デジタルだから全て同じなのではなく、より良い音に聞こえるようにしてから発売する。
この良い音というのが厄介で、人間の耳は小さな音と大きな音の差が少ない方がより大きく聞こえるのです。クラシックのCDを聞いていて、途中で音量が凄く大きくなったので慌ててボリュームを下げたという経験をされた方が多いかと思います。

本来の音楽はそいう物であり、一曲の中でもサビとイントロでは音量が全然違います。
サビでは沢山の楽器が入っているので、音量が大きくなるというのは想像出来ますよね。
CDとして発売する時に、ある程度は音量の調整をし、聴きやすくするのですが、
昔と現在では音量を揃える技術レベルが全く異なっています。

上で紹介したビートルズも全く同じベスト盤ですが、音が違います。
いい悪いではなく、個人的な好みの問題になってきますが、音楽は空気感や時代背景がとても重要になってくるのです。

断捨離でCDを捨てると後悔する理由


CDショップの棚

ここまで読んだ方ならそろそろピンときていかもしれないですが、
iTunesマッチを利用するという事は、音質を選べなくなるという事です。
昔は凄く心に響いた曲でも、クラウド上で聞くと何だか心に響かない。
それは空気感であったり、リマスターによって変わってしまった音圧の均一化。

もっとサビでドカンと響いていたはずなのに、何だかサビで盛り上がらないと感じてしまうのは、
音圧が均一化されたので、イントロとサビの音量差が少なくなり、心に響かなくなっているのかもしれません。ですが、手元にCDがあれば全く同じ音源を聞く事が可能です。
iTunesマッチに入れた楽曲は、常に最新の物に入れ替わるので、
この時代にリマスターされた音、または完全なオリジナルな音を選択する事は出来ません。

まだちょっと話が難しいかもしれないですね。

宮崎監督の引退作品となった「風立ちぬ」で使用された松任谷由実さんの「ひこうき雲」
これはまだユーミンが結婚する前、荒井由実の時代に発表された楽曲です。
レコード盤のアルバム「ひこうき雲」に収録されている楽曲ですが、このアルバムは今でも名盤として多くのファンがいます。当時はもちろんレコード。

世の中がCDへ移行した時にひこうき雲もCDとなって再発売されました。
しかしずっと同じ商品が置かれ続けるとCDショップは大変ですよね。
ですので書籍の絶版と同じようにCDにも廃盤があります。
アーティストが売れなくなった、もう売上が見込めないなど理由は様々ですが、
先ほどのユーミンの「ひこうき雲」でも廃盤があります。もちろん店頭や通販でアルバム「ひこうき雲」を現在も購入する事は可能ですが、CD発売当初のではなく、リマスターされた製品。

先程も記載しましたが、リマスターされたので音質は向上していますが、それは個人の好き嫌いの問題です。しかしその当時の音ではなく、現代の音になってしまっているというのは確実。

つまりあなたが本当に音楽好きであり、断捨離でCDを捨てようか迷っているならば、絶対に捨てると後悔します。廃盤になってしまったCDは手に入れられないですし、高額で取引されている場合が多い。CDを捨てるなら他にもっと整理出来る物があると個人的には思うのです。

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